束帯のきせつけ
〈実施日〉
2012年8月25日(土) ※ 終了しました〈内容〉
場 所:坪内株式会社(京都市内)
解 説:熊谷宝子さま(衣紋道高倉流京都道場会頭)
参加者:6名
五月に十二単の着せつけを見学させて頂いてより、念願だった束帯の着せつけを今回は見学させていただきました。ちょっとしたショーなどで十二単は時々目にすることがありますが束帯は案外見る機会というのは少ないのではないでしょうか。
めったにない機会ですので写真を添えながら着装順番をお見せできればと思います。
- 小袖 、襪(しとうず)、冠
- 大口
- 表袴に足を通す
- 単、袙
- 表袴の紐で腰をとめる
- 下襲、裾をつけ裾の腰ひもでしめる
- 袍を纏い石帯で腰をとめる
- 平緒を帯として整える
- 太刀を佩(は)き、両袖口に「輪な」をつくる
- 檜扇、帖紙(たとう)を懐中に入れ右手に笏(しゃく)
完成となる。
宮中などではこのようにして「裾」(きょ)をお付きの方が持って歩いたらしいのだが緊急を要する時には裾をたたみ太刀の後ろに挟んだり掛けたりしたらしい。
中々見ることができないのでこの機会に写真でご紹介します。
熊谷宝子先生はじめ、衣紋者のお二人、モデルの方、坪内株式会社会長様はじめ社員の方々本当に有難うございました。講義内容も深く掘り下げていただき楽しくもアカデミックなひと時でした。ゆったりした場所で静に充実できたことをここに感謝申し上げます。
皆様、本当に有難うございました。
十二単も束帯も今年は見学という形でしたが、来年2013年、実技として今度は金沢の和装組曲の中での講義と実践を計画しています。
まずは十二単を着せつけられるようなカリキュラムを熊谷先生に組んで頂くことになりました。一年間で五回というペースになります。詳細は今秋にHPにアップできればと思っています。
仕事、家庭などの都合で、今回京都まで来られなかった方、更に深く勉強したい方どうぞお楽しみになさってください。