名工に学ぶ「和泉博山さん」
〈実施日〉
2013年11月30日(土) ※ 終了しました〈内容〉
繭から糸を取り、草木染めを自分でなさる織の作家さん。西陣織伝統工芸士会の相談役、京都府優秀技術者匠会会員もされている和泉博山さんの工房見学に行ってきました。
毎年メインテーマを決め、テーマに即した実技・講義の両面から学んでいくクラスです。
着物の背景に広がる奥深い世界に目をむけ、日本の伝統や工芸についての知識を掘り下げていくのが目的です。(和装組曲以外の方も受講できます。)
開催日時は不定期ですので参加ご希望の方は和装組曲までお問い合わせ下さい。
着物の着用が原則、出席はアトランダムでも構いません。
長い経験のある現場の方々とのやり取りを通して知識や技を肌で感じ取り、自分の和の世界の知識を濃く深く体感し昇華させていくためのクラスです。
着物の販売や買い付けなどを目的にしている方々の参加はご遠慮いただいていますのでご了承ください。
繭から糸を取り、草木染めを自分でなさる織の作家さん。西陣織伝統工芸士会の相談役、京都府優秀技術者匠会会員もされている和泉博山さんの工房見学に行ってきました。
第五回 おふくあげ・総復習
・ご挨拶の仕方
・小袖と袴の着せ付け方
・単、五衣の着せつけ方
・打衣、唐衣、裳の着せつけ方
・肩の衣紋の抜き方
・最後の整え方
・檜扇の扱い方
・通しで復習、確認、仕上げ
地味な話・・・でも着物を買うと必ず必要なこと。
又汚れたり染め変えしたりするときにも必ずこの工程は通る。
でも案外知っているようで皆さん知らない。
天保11年創業、現在7代目の方が営まれる、金沢の湯のし工場に行ってきました。
第四回 唐衣と裳の付け方
・五衣の着せ方の復習
・衣紋結びの復習
・唐衣と裳の付け方
・大腰、引腰、小腰の処理の仕方
・仕上げの仕方
・全体を通して主にその動きをする必要性を体得
丹後の与謝野町のちりめん街道。
尾藤家の11代当主夫人の着物を見てきました。
第三回 衣紋結びと五衣の着せ方
・袴の付け方と御所結びの復習
・衣紋結びの復習
・衣装の持ち方、運び方、着せ方、整え方
・襞の取り方
・衣紋のぬき方
・主に「点と線」による手の動き及び手さばきを体得
原料となる生糸から染めを終えて消費者の私たちの手に入るまで様々な工程を経る。
意外と着物を勉強する方々にとって書物だけでは分かりづらい分野。
実際の縮緬工場の作業や精錬加工所に見に行ってきました。
江戸小紋の廣瀬染工場を見学してきました。
第二回 紐の結び方
・装束に見る伝統と格式
・小袖の着せつけ方
・紐の結び方(御所結び・衣紋結び)
・長袴の着せ方・襞の整え方
・檜扇あれこれ
きものの原点は十二単に始まります。
平安時代、国風化の中で宮廷の貴族の人々の服装として創製されました。
雅で格調高いこの宮廷衣装は今日まで皇室の儀式服として伝え継がれてきました。
今上陛下の御即位式にも平安時代さながらの美しい絵巻物のような宮廷装束を目にいたしました。
十二単を学ぶことは、新しいきものの魅力に触れてきものをより一層深く理解し、楽しめることでしょう。
衣紋道高倉流京都道場会頭 熊谷宝子さま
第一回 長袴
・十二単の着せ付けに臨む時の心得
・装束の準備の仕方
・装束の持ち方、扱い方
・衣紋者としての立ち居振る舞い方
・実際の着せ付け方
・装束のたたみ方、しまい方